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表紙貼バインダーのコスト見直しの一つ

おはようございます。営業企画部 工藤です。

ついに緊急事態宣言が解除されました・・・が、特別今までの生活との変化は見られません。

当面はうがい手洗いを心がけ、感染防止に努めたいと思います。

 

表紙貼バインダーのコスト見直しの一つ

先日あるお客様よりお見積のご依頼をいただきました。

内容が非常に細かく記載があり、

・表紙:コート菊判93.5kg

・芯ボール:NPCC28号

・見返し:上質紙93.5㎏

・金具:ミニリング16R(2穴)

・印刷:オフセット4C/0C+表面マットPP貼り

きっと競合他社(今までの製作会社)で出た見積の内容をそのままくれたんですね。

このまま金額をお出しすることも問題ございません。すぐにお出し出来ます。

 

 

もしやコストダウンが目的だとしたら・・・

表紙貼り製ファイルバインダーは印刷した紙(※印刷しない場合もあります)を芯ボールでくるみ内側に見返しを貼り仕上げます。

仕上がり写真がこれ↓

DSCF2683

4隅の角を見るとくるまれているのがわかります。

DSCF2684

そして思い切って見返しをめくってみると↓

DSCF2685

中に芯ボールがくるまれているのがわかります。(表紙も見返しもノリで接着されています。)

 

実はこの芯ボールですが様々な厚みがあります。

DSCF2680DSCF2678

ボールの大きさはL判(800×1100㎜)とK判(640×940㎜)に分かれていて、何号という表記をしています。

100枚の重さで号数が増えていき、号数が多いほど厚みが増え重くなります。

L判(800×1100㎜)とK判(640×940㎜)は大きさが違いますので、その大きさの分L判は重くなります。

例えばNPCC30号ボールは厚み2.22㎜L判は132㎏/K判は90㎏になります。

(※いずれも100枚の重さです)

そして値段はボールの枚数×重さ×kg単価で決まりますので、100枚購入する場合は軽い方が安いわけです。

同じ厚みの物であればL判よりK判の方が安くなります。

ただし、メーカーにL判はあるけどK判の用意がないものもあります。

 

A4ファイルバインダーの仕上がり寸法で横幅が長く640㎜を超えてしまう場合、又は縦幅940㎜を3等分に出来ない場合はL判を使用することになりますので、その分価格に反映されてしまいます。

逆に上記に該当をしない場合はK判を使用でき、仮に今まで上記の仕上がり寸法にもかかわらず、何らかの理由でL判を使用していた場合はK判を使用する方が安くなります。

今回ご依頼のあったバインダーの寸法はK判で都合の良い寸法でした。

 

お客様のご指定がNPCC28号となっておりましたが、メーカーには28号にはK判のご用意がありません。

(但し今までの製作会社でL版を別途在庫製作している場合もまれにあります)
その為28号であればL判を使用するしか方法はありませんが、その上の30号はK判がご用意出来ます。

 

ボールの厚みは28号が2.07㎜に対し、30号は2.22㎜と0.15㎜と厚くなります。

DSCF2688

重さは28号L判123㎏に対し、30号K判90㎏となり、ボールの単価は安くなります。芯ボールの厚み・強度が増し、価格の見直しをご提案させていただけます。

 

このような事で単価を落とすことができます。

 

 

でも絶対今まで通りでなきゃダメ!という場合はそれでもOKです。

お問合せお待ちしております。

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