おはようございます!! クリスマスに特別な思いのない “工藤 一茂”です。
今年も今週で仕事納めです。
明日は忘年会がありますので今日も全力で頑張ります!
先日あるお客様からビニールバッグのお問合せをいただいたので、
ビニールバッグの工程をちょっとだけご案内
よくイベントなどで配られたりしている物です。一度は手にしたことがありますよね?
一般的には2つの素材が多いです。
①低密度ポリエチレン(LDPE)
低密度ポリエチレン(LDPE)とは、構成している分子の密度が低いポリエチレンです。
一般的に「ビニール袋」と呼ばれる袋はこれに相当します。
万一フィルムに穴が空いても一気に破れることはないという利点がありますが、重い物を入れたりするとすぐに伸びてしまいます。 重い商品を入れる様なレジ袋には不向きです。
②高密度ポリエチレン(HDPE)
高密度ポリエチレン(HDPE)とは、構成している分子の密度が高いポリエチレンです。
スーパーで買い物をした時にもらう、シャカシャカした袋がこれに相当します。
フィルムに均等な力が加わってもあまり伸びず、穴が空きにくいという利点がありますが、一度亀裂が入ると 一気に広がり破れます。
オイルショックで原料のナフサが高騰したことから、LDPEに代わって、薄くても(原料が少なくても)丈夫なHDPEが多く使われるようになったといわれています。
↓これが原料です。
この原料をグタングタンに溶かして液体をつくります。
地色に色をつける場合は約5%の色の原料をいれて作ります。
(上記の写真でいうとクリームの地色をつくっています)
工場内は恐ろしく暑いです・・・汗だくです。
ここから一枚のロール状に生地を伸ばし印刷工程に向かいます。
その後印刷になりますが・・・
↑これがグラビア印刷用の版です。
鉄と銅などで出来ており非常に重いです。
またバッグが大きくなることにより版が大きくなります。そしてさらに重く・・・
画像で白く見える部分にインクがのります。
印刷の色数ごとに必要です。
そして印刷です。
↑白い部分にインクがのり印刷になります。
グラビアアイドルが印刷されています。
※注:グラビア印刷はグラビアアイドルが印刷されるからではありません。
その後一枚ごとにする作業・手持ち部分の抜き作業等があり、一番上のバッグが仕上がります。
そういえば買い物に行ってもレジ袋も有料になりましね・・・手間かかってますもん。。。